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一倉 宏

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2009/12/10 (木)
ことばをはじめる

ようこそ。一倉です。

ホームページ一新を機に、ブログを書きはじめます。
日々のエピソードや、趣味や交友録も綴るかもしれませんが、
なるべく「ことば」をテーマにしていければ、と考えています。
コピーとはまた違った「ことばのギャラリー」みたいな感じに。
いきなり、みずからに課したハードルが高いかもしれない。
大丈夫かなあ。
まあまあ、あまり期待しないで、楽しんでいってください。

では、ひとつ。
エディット・ピアフの「愛の賛歌」を試訳してみたものです。
なるべく原詞の世界をたいせつにしつつ。
これ、カラオケに持参して歌うと、かなり注目されますよ。
実験済みです。

 愛の賛歌 
         詞 エディット・ピアフ
         訳 一倉 宏

 たとえ 青き空も
 この地 崩れるとも
 その腕のなかで 震える愛は
 朝を 迎えるたび
 なんの 怖れもなく
 愛しきいのちの ふたりにあるかぎり

 地の底までも あなたが望めば
 髪も染めます
 あなたが望めば 娼婦にもなる
 盗人にさえ
 裏切りましょう 祖国も友も
 ためらいもなく
 あなたのいのちを 救うためなら
 すべてを捨てて

 たとえ それも尽きて
 別れ 隔つならば
 あの空の果てで 待つと契りを
 いつか 私もゆく
 神の 許しを得て
 あの空の果てへ あなたの待つ空へ

 あなたの待つ空へ