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一倉 宏

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2012/09/01 (土)
夏の終わりのアドリブ

9月のカレンダーに変わるのを待ち構えていたかのように。
残暑を癒す雨の通り過ぎたここちよい夕暮れどき。

お向かいさんのこどもがうたう即興の歌が聴こえてきました。
クルマに積んだ「夏遊びの道具」を片付けるお父さんの
お手伝いをしているようです。・・・夏休みももう終わり。

 ♪ なつのおしりはまっしろ〜 ばばばばい〜

はっきり聴き取れたのは、その部分だけだったのですが。
ちいさなシンガーソングライター、なかなかやります。

このアドリブの歌詞の意味するところはなんだろう?
まず考えられるのは「夏の(海かプールで焼けて)
おしり(だけ)は真っ白 バイバイ(楽しかった夏)」です。

さらに深読みするならば・・・
「夏のおしり(=終わりの喩)は 真っ白(なイメージ)
さようなら(過ぎゆく夏よ)」とも、解釈できます。

「夏の終わりは、白い」。
青春、朱夏、白秋と、漢字文化圏は喩えてきました。
朱(赤)のような夏の暑さのあと、秋の訪れには白を感じる。
こどもの直感が、それを感じとった・・・のかもしれません。

 <その後・・・>

 「みてみて☆こっちっち」という
 ももいろクローバーZの歌であることが判明しました。
 しかも、ポケモンのエンディングテーマだそうで。
 いやはや、早とちり、不勉強でお恥ずかしい。
 やはり「(日に焼けない)おしりは真っ白」の意味でした。