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一倉 宏

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2013/03/15 (金)
ポーとの再会

代官山の蔦屋書店、詩のコーナーにて。
創元推理文庫『ポオ 詩と詩論』(エドガー・アラン・ポオ)を購入。
福永武彦(池澤夏樹さんの父)ほか訳、たいへんな名著なのに、
いつのまにか紛失していたままでした。
同文庫の『ポオ小説全集』は、学生時代に熱読しました。

いうまでもなく、江戸川乱歩の名も、萩尾望都『ポーの一族』も。
推理小説の祖、にして、ボードレールなど象徴派の源でもあった
この偉大なる詩人に由来しています。

もしも、ポーの名短編「アッシャー家の崩壊」がなければ。
映画「シャイニング」も、マイケルの「スリラー」も生まれなかった
・・・のではないか、と思えます。
さかのぼれば、ドビュッシーも同名のオペラを構想しました。

【アラン・パーソンズ・プロジェクト】
彼らも、まさにポーの世界をロックで表現しようとした意欲的な
(デビューアルバム「怪奇と幻想の物語〜エドガー・アラン・ポーの世界」)
プログレッシブのグループだったのですが・・・

旧盤を揃えた蔦屋書店にも、残念ながらそのコーナーはありませんでした。
このバンドは再評価されていいと思います。