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一倉 宏

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2013/01/04 (金)
新年3日のみごとな星空

ちょうど日付が変わる頃、東京杉並の住宅地では
一年にめったにないほどの星空となりました。
・・・やはり、三が日とお盆の東京の空はふだんと違います。
自宅前の路地から、冬のダイヤモンドと呼ばれる6つの星がみごとに。
シリウスも、カペラも、アルデバランも、リゲルも。

震災直後の東京の、あの「暗さ」を思い出します。
都心でも、星空の「明るさ」がみえたこと。
暗くて、静かで、でも、きれいだったこと。

さて。
ひさしぶり TOKYO COPYWRITERS’ STREET に寄稿しました。
まさか1月1日付けの番組用だったとはつゆ思わず。
それにしては「暗い」内容にしてしまいました。

 「なかなか うまくいかない」

今夜〜未明は「しぶんぎ座流星群」のピーク日でもありました。
でも、明るい半月が昇って、流星の観測には悪条件のようです。

アカルイとクライの関係は、そういうことです。
いつまで、アカルイ至上主義で、いいのかなあ。
たとえば、昼の太陽の明るさが、無数の星たちの存在を消す。

被災地の報道が減って、バラエティが復活すれば。
あるいは、物価や株価や地価や利率が、ぐんぐん上昇すれば。
それでほんとうに、私たちの世界は明るくなるのだろうか?
経済というエネルギーは、ひとの多様性という輝きを奪いはしないか?

いろいろと、明暗の分かれる年となりそうです。
なによりもこころが、明るくなる一年となりますように。