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一倉 宏

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2014/07/21 (月)
筑波はジョブスの夢を見るか

いまから40年前、開学したばかりの筑波大学では「情報処理」がすべての学群生(学部生)に必修でした。実習室には大型冷蔵庫のような「国産高性能電算機」があって、確か「HITAC」ってロゴだった気がする。これからはコンピュータの時代になる。そんな先見性がありました。けれど「パソコン」という概念は、まだなかった。FORTRANとかのプログラミング言語の、いろはの「い」くらいを習って「3目並べ」ゲームのプログラミングをしたような記憶があります。文学専攻と決めていた私(人文学類)にも、体育専門学群の学生にも、必須科目でした。

 

「筑波をシリコンバレーに」との呼びかけではじまった、学生起業支援のための「筑波クリエイティブキャンプ」。略せばなんと TCC。3日め最終日の「プレゼン審査」は、NHK 井田寛子キャスター(自然学類)の司会で。学生、院生たちのプレゼンテーションは、それぞれ個性的で、熱かった。楽しかった。前日のメンタリングから、一晩でずいぶんバージョンアップしたチームも。きっと徹夜したな。それも喜びとするエネルギーが、若さだとあらためて感じました。

 

事前準備から3日間すべての進行役を務めた、LINE 森川社長に敬意を表します。快活にして温厚な人柄に、みんな魅了されたと思います。メンタリングの日は午前の部がやや押しだったため、「15分で食事して、定刻通りはじめます」との仕切りに、学生たちから「ええ〜」の声。「そのくらいできなきゃ、ベンチャーはやってられないよ」のひとことに、爆笑しました。

 

おつかれさま。ありがとう。森川くん(情報学類)!

 http://moriaki.blog.jp/archives/1993486.html