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一倉 宏

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2013/03/21 (木)
リーディングDJの試み

先日のDJイベント「サンデーマチコ」(新宿 BE WAVE )にて。
曲をかけながらのリーディング、という試みをしました。
音源の操作も自前で、やや手惑いましたが、なんとかうまくいったかな。

その一部、こんな感じです。
♪ Sly & The Family Stone「Que Sera, Sera (Whatever Will Be, Will Be)」
に当てて、以下朗読。つづけて、村上ゆき「きみの歌( Your Song 訳詞 )」。

  君のために 僕のかわりに

 もしも 君が ひどく落ち込んだときには
 サイモンとガーファンクルが  ” Bridge over troubled water ”
 ” 逆巻く水を越えて 架ける橋に 僕はなろう ” という歌を
 歌ってくれるから

 たとえば 君が 失敗して湿っぽいときには
 ボブ・ディランという詩人が  ” Don’t think twice ”
 ” くよくよするなよ ” つまり ” 同じことを二度考えるな ” と
 教えてくれるから

 君のために 僕のかわりに

 あるとき 君が 人生をとても重たく感じたとしたら
 イーグルスというオジサンたちが ” Take it easy ”
 ” 気楽にいこうよ ” と カリフォルニアの太陽のように
 微笑んでくれるから

 もしかして 君が 不意に涙をこぼしたりしたら
 あのエリック・クラプトンが ” No reason to cry ”
 ” 泣くべき理由はない ” という名の アルバムで
 なぐさめてくれるから

 いいかい 君が 不安でしかたないときにも
 あのビートルズが ” Let it be ” を 歌ってくれる
 ” あるがままに なるがままに ” と やさしく
 君のすべてを 肯定してくれるから

 君のために 僕のかわりに

 いつだって ひとりでいるときの 君が心配だ
 J・D・サウザーというシンガーが ” You are only lonely ”
 ” 君はただ さびしいだけなんだ ” と 肩をたたくように
 歌いかけるだろう

 またあるとき 君が 人生を思い通りにならないと思ったら
 ” Que sela sela, whatever will be, will be ”
 ” あらゆることは なるようになるだけ ” と 
 歌う歌もあるし

 それでも 君が 孤独を感じてしまう夜には
 まだ子どもだったマイケル・ジャクソンが  ” I’ll be there ”
 ” いつでも君のそばにいるよ ” と 心をこめて
 歌ってくれるから

 君のために 僕のかわりに

 わかってほしい 僕がどんなに 君のことを考えているか
 エルトン・ジョンが歌う ” Your song ” のように
 それはぜんぶ 君に捧げる 僕の歌

 君のために 僕のかわりに

 それらはぜんぶ 君に捧げる 僕の歌