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一倉 宏

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2010/07/08 (木)
日々のかけら #2

思わぬところで
思わぬ記憶の謎解きを拾うことがある。

10年ほど前
京都の(たしか)三条あたりを散策していて
「みすや針」という看板に立ち止まった。

「針やすみ本」
母の裁縫箱にあったちいさな紙の包みを
「針が・やすむ・本」と思っていたこと。
その中で針たちは銀紙にくるまれてねむっていたから。

右から読むのか、あれは!