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一倉 宏

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2010/08/09 (月)
日々のかけら #3

あまりの猛暑に革の靴がつらくなり
白いキャンバスのスニーカーを買った。

その履き心地、匂い、キシキシという音に・・・
遥か彼方から「新しいズック」の記憶がよみがえってきた。

「新しいズック」は
つぎつぎと「失われた時」の扉を開けて・・・
ついにあの「隣のパン屋の横尾君の思い出」にまでたどりついた。

たぶんプルーストはこれに近い話をしたかったんじゃないかと思う。
私は全十巻のうち「スワン家」しか読んでないけど。