あまりの猛暑に革の靴がつらくなり 白いキャンバスのスニーカーを買った。
その履き心地、匂い、キシキシという音に・・・ 遥か彼方から「新しいズック」の記憶がよみがえってきた。
「新しいズック」は つぎつぎと「失われた時」の扉を開けて・・・ ついにあの「隣のパン屋の横尾君の思い出」にまでたどりついた。
たぶんプルーストはこれに近い話をしたかったんじゃないかと思う。 私は全十巻のうち「スワン家」しか読んでないけど。