この夏のある日。
終電車を降りてタクシーを待っていたら。
「一倉さんですよね?
斉藤和義のファンです。
おつかれさまです」
・・・と、声をかけてくれて去っていった若者がいました。
背の高い、スーツを着た30前後の。
彼もまた、終電車の乗客だったのでしょう。
こんなとき、なかなか咄嗟に答えられなくて。
もし・・・この blog を見てくれることがあったら。
あのときいえなかったけど、僕もこういいたかったんだ。
「おつかれさま!」
一日に何度も繰り返す そのことば
もしかしたら「こんにちは」よりも 多いくらい
そのひとの疲れに「お」をつけて 「さま」までつけて
「おつかれさまです」と声かける ぼくらの日々
やさしくて強くて 一生懸命で
生きることはただそれだけでも 大変で
その愛も仕事も大切で 頭をさげて
「おつかれさまです」といいかわす ぼくらの国