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一倉 宏

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2010/12/15 (水)
高校生のように・・・

音楽プロデューサーの藤井丈司さんが事務所にみえて
年代が近いことから、いろんな話に及んで・・・

 「ライ麦」を読むと
 「ビーチボーイズのブライアン」のようなイノセントが
 どのように「壊れる」かがわかる
 というので 僕も
 でも「バナナ魚」の「シーモア」のような結末に
 ならなくてよかった と話した

 彼のもってきたデモ曲の中には
 「 the waste land 」ということばが入っていた
 帰り際 事務所の玄関に
 1955年版の「荒地」がディスプレイしてあるのに
 気づいて 驚いていた

こんな「キーワード」に反応するひとは
あなたも・・・そういう年代ですね。(55年は私の誕生年)

荒地

 Tさんが「新学期に初めてクラスが一緒になった
 ともだちの会話みたい」と 笑った

( * 若い世代のための脚注
 サリンジャー、フィッツジェラルドの選集を出していたのも
 詩誌「荒地」を出していたのも同じ荒地出版社 )