音楽プロデューサーの藤井丈司さんが事務所にみえて
年代が近いことから、いろんな話に及んで・・・
「ライ麦」を読むと
「ビーチボーイズのブライアン」のようなイノセントが
どのように「壊れる」かがわかる
というので 僕も
でも「バナナ魚」の「シーモア」のような結末に
ならなくてよかった と話した
彼のもってきたデモ曲の中には
「 the waste land 」ということばが入っていた
帰り際 事務所の玄関に
1955年版の「荒地」がディスプレイしてあるのに
気づいて 驚いていた
こんな「キーワード」に反応するひとは
あなたも・・・そういう年代ですね。(55年は私の誕生年)
Tさんが「新学期に初めてクラスが一緒になった
ともだちの会話みたい」と 笑った
( * 若い世代のための脚注
サリンジャー、フィッツジェラルドの選集を出していたのも
詩誌「荒地」を出していたのも同じ荒地出版社 )