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一倉 宏

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2011/10/17 (月)
これからよむ本

これから迎える、人生のたそがれどきのために。
図書館の分類「9類」の、世界文学の棚の、そのほとんどが
読まずにのこしてある。たくさん、とっておいてある。
・・・と、考えることにしている。

ドストエフスキーも、ツルゲーネフも。
スタンダールも、フロベールも。
『チボー家の人々』は『ジャック』(「黄色い本」by 高野文子 )だけ。
『失われた時を求めて』は、最初の『スワン家の方へ』で挫折したまま。
・・・でもそれを、挫折ではなくて、ながいながい時のあとのための
「しおり」と考えよう。

そういえば。
むかしむかし、同級生のオオサワナオミちゃんの家に遊びにいって。
そんなにやすやすと「おじゃまします」したのだから
たぶん、まだ小学生だったにちがいないのだけれど。
ひとつ年上のマリねえさんが
スタンダール『パルムの僧院』という本を読んでいたのを
なぜか、はっきりとおぼえている。

マリねえさんは、その後、前橋女高、東大文Iに進学した・・・
ところまでは聞いていた。風のたよりに。
最近になって、そのマリねえが、東大社会科学研究所教授大沢真理さん
( 専攻分野:ジェンダー、社会政策 )だったことを知りました。
やっぱり、すごいこどもは、すごいおとなになるんだなあ。