先週末は、詩人のアーサー・ビナードさんと
京都インターナショナルアカデミーにて、対談形式の講義。
「斉藤和義はすばらしい。
ことしの紅白歌合戦には、かならず出場すべきだ」と、彼はいう。
アーサー・ビナードと斉藤和義。
このふたりの、敬愛する詩人にして友人には
ことし偶然にも、ある共通点が生まれてしまいました。
それは「原発」をめぐる、発言者、メッセンジャーと見なされていること。
そしてふたりとも、なにも、こんどはじめて言い出したことではなく。
そしてふたりとも、政治的な、思惑ある活動家でもなんでもないということ。
ただ、詩人である、ということ。それに尽きます。
アーサーさんはいった。
「だれかを、なにかを恨んでいるのではない。
恨みではなく、ただ、いのちを愛しているだけだ」。
ウランではなく いのちを愛しているんだ
恨んではいない あなたを 愛してると歌ってるんだ
その歌を ちゃんときいてくれ
アーサーはいう 王様は裸だと
アーサーの名をもつ あなたに それをはっきりいえるのは
こどもと 詩人だけなのだから