京都インターナショナルアカデミーの「京都広告塾」が
この春をもって休校ということになりました。
最終講義は仲畑貴志さん×葛西薫さん。
小規模ながら中味の濃い「塾」でした。
私も詩人のアーサー・ビナードさんと意気投合の授業ができたり。
かつての生徒のひとりにアーチストの束芋がいたり。
熱心な京大生の出す(多量の)答案に厳しい評価をしたら・・・
「針路を変えて<日本のデザイン>をします」(=官庁に就職)
という年賀状が来たり。
思い出深い教室の幕引きです。
ここ数年は「コマソンをつくろう」という授業をしていました。
少人数教室ならではの全員参加型のワークショップです。
そのなかでこんな作品も発表されました。
詞・曲・歌唱ともに本人の作品、完成度の高さに驚きます。
それにしても・・・
昨今の「プロの」CM作品は過去の名曲の引用、あるいは替え歌ばやりで。
もったいないなあ、せっかくのチャンスなのに、と思います。
「ことば(コピー)+音(音楽)」は最強の武器のはずなのに。
それって、創造性、オリジナリティの放棄だぜ!
原初、ことばは「音」を伴い
「うた=詩=歌」として威力を発揮していたはずです。
東京の、宣伝会議「コピーライター養成講座」では
今期より、そんな内容の講義をしてみたいと考えています。