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一倉 宏

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2012/07/12 (木)
ものすごく昔に会ったひとなのに

仙台の詩人、秋亜綺羅さんにふたたび声をかけていただき
季刊『ココア共和国 vol.10』のために「詩」を書きました。

  水月の日記

 水月1日 白曜日

 庭のタチオカザレノのつぼみがふくらむ
 今年はじめて青い風が吹いた 青度が15度を越えた
 自光提灯のデザインはまだ決まらない
 夜はセデノ78くんと猫待町へ 雨柳魚のお曲げ蒸がおいしかった

 (略)

 水月7日 赤曜日
 
 ガシオトーリくんに誘われて アクアタワーに行く
 水深7000Kあたりの深海店で 新種の変紋鱈を刺身で食す
 ブルーワインによく合う 帰りにガシオトーリくんに求愛された
 ガシオトーリくんは 名前をポンK6グーに変えるらしい

・・・というような、変な詩を載せてもらったのですけど。

   blog『ココア共和国』

「招待★詩」の巻頭を飾るのは、池井昌樹さん。

その、略歴をみて、ぴんときました。
「あ、このひとには会ったことがある」
その昔、学生時代に。
草野心平さんや吉原幸子さんに会いに行った『歴程』のセミナーで。
「日本で詩集は売れない。
 詩人は食べられない。
 でも、僕は詩人になるんだ」
と、熱く語っていた、たしか2つ3つ年上の。
まちがいない。37年前に会った、あのひとだ。