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一倉 宏

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2011/01/05 (水)
夢はおおきく

今年も、仕事始めのこの日、赤坂・氷川神社のご祈祷をうけて。

ちょっと境内の絵馬をのぞけば。
「氷川きよしさんの活躍を祈ります」 長野・誰々
「氷川きよしに、レコード大賞を!」 大阪・誰々
全国から! ファンは、ありがたいなあ。
彼の芸名は、この地、この神社に由来する、ということで。

ほかに面白かったのは・・・
「世界に平和を」
ちょっと、感動しました。

それで、思い出したのです。
小学低学年の、新しいクラスのはじまりで。
担任の星川先生がいいました。
「みんなの、しょうらいのゆめをきかせて」

みんな、手を挙げて、いろいろいうなかで。
先生は、挑発するようにいったのです。

「おおきければ、おおきいほどいいのよ、ゆめは。
 もっと、いちばん、おおきなことをかんがえて!」

それで・・・私は、手を挙げました。
「はい! うちゅうのしはいしゃ!」

いまだって、これより「おおきな」ことばは思い当たりません。

その、後日談。
それが、ちょっとした話題になって・・・
母も祖母も、なんだか心配したらしい。
この子の「しょうらい」を。

心配しなくて、いいのに。
あれは、つまり、「言語ゲーム」だったのだから。