ここのところ、ラジオの出演がつづいています。
好きなんですけどね、ラジオは。
「コピーライター兼作詞家の・・・」なんて紹介されるので
「いやいや、私の職業はあくまでコピーライター」と訂正してたのですが
だんだんめんどうくさくなったりして。
コピーと詞とは、ちょっと違った回路でつくっている気がする。
ときに、頼まれもしないのに浮かんだりします。詞は。
(でも、若いときは、頼まれもしないコピーも書いていたかも!)
君の月
睦月 初春(はつはる) 幸あれと
如月 消えゆく 雪の跡
弥生 桜に 頬染めて
春には 春の 君といて
卯月 名残の 花の香に
皐月 五色(ごしき)の 風渡る
水無月 晴れても 雨の日も
夏には 夏の 君のこと
文月 七夕 星流れ
葉月 何処行く ちぎれ雲
長月 夜更けに 君の月
秋には 秋の 君想う
神無の 月こそ なお白く
霜月 絡(から)めた 指先の
師走 吹雪けど 暖かく
冬には 冬の 君がいて
十二の 月の 君がいて
僕には 何時(いつ)も 君がいて
本日の昼休み。この島から飛び出して長崎へ会いに行きたい(でもそれは叶わない)と思いながらページを開きました。そしたら目の前に飛び込んできた「君の月」今もまた読み返しています。何度も、何度も。この詞に出会えた私は幸せものです。ありがとうございました。
五島列島(?)の山本さんに、エールを。