10月17日、京都・インターナショナルアカデミーにて。
「詩とコピーのつなひき」と題しての、対談講座。
じつにエキサイティングで内容濃密、予定時間を大幅にオーバーしても
まだまだ語り足りない、止まらない「つなひき」となりました。
まずは、おたがいの自己紹介がわりに
ビナードさんは「どうして、詩人になったか」を語り
私は「どうして、詩人にならなかった(なれなかった)か」から語りはじめて。
ビナードさんとの対談は、私のリクエストでした。
きっと楽しいだろうと思った、その予想以上に、ほんと初対面とは思えない・・・
いろいろと近似値もあって、話はとんとんとすすみます。
(母語の英語から)イタリー語、タミル語(南インド)、日本語、と
ことばに導かれて、不思議な遍歴をしてきたビナードさん。
私が UNITED ARROWS のコピーで創作した「似非イタリー語風コピー」を
よろこんでくれて、「ニタリー語」と命名してくれたり。
詩、文学、ことばあそび、造語、翻訳、コピー、歌詞・・・。
たくさん、勉強もさせていただきました。
とりあげた話題のひとつ。
『不思議の国のアリス』
(ディズニー版の原画作家/メアリー・ブレアの絵本から。
ルイス・キャロルの原作では『鏡の国のアリス』にある
ハンプティ・ダンプティのセリフ)
unbirthday
を、どう日本語に訳すか?
ディズニー日本語版では「なんでもない日」となっていましたが
キャロルの、この造語のニュアンスはかなり捨象されています。
ビナードさんの「名訳」を知りたい方は、こちらを。