初夏の陽気がここちよいので赤坂見附から事務所まで歩くと
ちょうど昼時の一ツ木通りは弁当販売やワゴンセールの掛け声でにぎやかに。
赤坂一ツ木通り郵便局までワゴンを出して記念切手の販売中。
足を止めると若い女子局員が話しかけてきました。
「こちらは浮世絵です」 (見ればわかります)
「この奈良のは今年限りです」 (ですよね、記念切手だから)
「この字の書いてあるのは珍しいです」 (そうかな?)
「このスヌーピーは女性に人気があって
もうすぐ売り切れです」 (プレゼントじゃないし)
「切手、お好きですか?」
一瞬考えました。好きか嫌いか。どちらかといえば、好きですけど。
別にマニアではないので「はい」と答えるのも、なんか変で。
「仕事で使うので」なんて、これまた間抜けた答を口にしながら
「字の書いてある珍しいやつ」を1シート購入。
去年秋発行の「近代俳句のふるさと 松山」篇でした。
松山や秋より高き天主閣 正岡子規