思い出しても怖い。幼い日の夏の思い出。
生まれ育った家は人口4万ばかりの地方都市の商店街にあり
屋上遊園付きのデパート、映画館も4つある、それなりの「街」でした。
(現在は駅前を除き、旧商店街はほぼ消滅・・・
創業70年以上の弊店も、ついに屋号を抹消しました)
店の裏手に隣接して、邦画専門の映画館。
夏になると「怪談もの」の季節で、泥絵風の看板に特設のディスプレイ。
夜、その前を通るのさえ怖かった。
だけど、意を決して、中学生のとき観てみた。大人への通過儀礼と思って。
当時の邦画の怖さ、おどろおどしさ、いまのホラー映画の比じゃないです。
活字でなら、円朝の噺も、雨月物語も、ポーの小説も愛読するのに。
もう二度と、あの手の映画は観たくない!
今月の Tokyo Copywriters’ Street のお題は「金魚」。
思い切って「怪談」に挑戦してみましたが・・・
まあ、やっぱり私には苦手、軽いストーリーです。
でも。名優、すまけいさんの朗読で、思いのほかの出来となりました。