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一倉 宏

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2010/01/13 (水)
「上毛かるた」を忘れていた

年始めに「百人一首」の話はしましたが。
郷土の習い「上毛かるた」を忘れていました。
群馬県出身者なら誰でも暗唱できるという、あの「かるた」。
郷土史学習の教材、そして、家庭の娯楽でした。
毎年1月には、県の大会も行われます(たぶん、いまも)。

 い 伊香保温泉 日本の名湯(めいとう)

…かれこれ40年前の記憶。いきなり思い出せるところが凄い。

 ろ 老農 船津伝次平(ふなつでんじべい)

ぜんぜん全国区じゃないなあ。だけど立派なひと(らしい)です。

 は 花山公園 つつじの名所

県内・近県でなら名所かも。小学のとき、バス旅行で行きました。

 に 日本で最初の 富岡製糸

これは、日本史の教科書に出てきます。最初の官営工場。世界遺産申請中。
 
 ほ 誇る文豪 田山花袋

自然主義文学の嚆矢『蒲団』。いま読むひとは、ほとんどいないけど。

 へ 平和の使い 新島襄

キリスト教者、同志社の創立者。でも、生まれは江戸、の安中藩邸らしい。

…と、まあ、こんな感じ。

コピーに似てるといえば、そういえるかもしれない。
群馬は、糸井重里を生み、ついでに、私も生みましたが。
「上毛かるた」から何か影響を享けているかというと…
糸井さんとその話をした記憶はありません。

とはいえ、まじめな話、こんなローカルな「愛の視線」は好きです。
「グローバル」より「ローカル」に目を向けないと。
あまりに一極中心、画一化される風が吹きすぎているから。
…この国の風景は、どこも同じ、あまりに平板になりすぎている。

群馬のみなさん、そろそろ「新上毛かるた 21」をつくるのは?
萩原朔太郎がいる。糸井さん、氷室さんも布袋さんもいるし。
…そうだ、福田さん親子も、中曽根さんも、小渕さんもいるなあ。

 し 詩人の郷愁 朔太郎

 し 首相が4人 親子の総理

http://www.jomokaruta.org/
http://www.sunfield.ne.jp/~s-hirata/karuta2.htm