一日の終わりは、
地球上のすべての生き物に、
それぞれにやってくる。
中南米で暮らすナマケモノは
たった8グラムの葉っぱを食べてしまえば、一日の終わり。
あとは、20時間、怠けずに眠る。
北欧の深い森で暮らすフクロウなら、
一日の終わりは、世界の朝の始まり。
東京の路地裏のネコたちは、
一日の終わりに、なんとなく集まる。
もちろん用事はない。
それから、わたしの一日の終わりは、
どこかほっとできる家族の時間と、ともにある。
※この原稿は、TBSラジオ、村上ゆきのスローリビング(毎日曜 18:00〜)で過去に放送したものです。