産後検診にでかけたら、
いろんなお腹の大きさの、
もうすぐママになるお母さんたちがわんさかいた。
じぶんもちょっと前までアレだったのか〜としみじみと眺めていたら、
にんげんって、ほ乳類って、ふしぎにへんてこに見えてきた。
笑っちゃうひとがいてもおかしくないよ! というくらいに。
だって動きにくそうだし。あろうことに服はお腹から汚れるし。
体重計に載ったら、体脂肪率が46%で体内年齢が56才だった。
もう元がどんなひとだったかなんて想像もできない。
だけどみんなしあわせそうで、実際ほんとうにそうで。
もしもひとがニワトリのような卵から産まれるんだったら、
どんなに楽ちんだったか。
けれど、
日に日に大きくなってゆくお腹を
ぐいぐい蹴られるあの感じとか。
検診のたびに眺めるリアルな超音波ライブ映像。
「あ、あくびしましたね。いま」のようなこととか。
お母さんにしかわからないいろいろは、
世界を虹色に変えてしまえるくらいのパワーがあるんだよね。