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一倉 宏

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2010/01/31 (日)
色をことばで伝えるなら

「赤」とはどんな「色」なのか。
「黄緑」とはどんな「色」なのか。
それを、科学的にも、詩的にも語ることはできるけれど・・・。

きょうは母校・筑波大学での講演とパネルディスカッション。

 ことば 世界と私に架ける橋

という演題で、私の考えを語った後で。
いつものように「ことば(の可能性)を信じる」と言い切った後で。

付属の盲学校(視覚特別支援学校)におられた大先輩のご婦人から、
こんな質問(指摘)をされました。
「ものの形状、温暖などを表わすことばは、触覚により理解可能だが
 <色>に関してだけは、どうしても伝えることができなかった。
 たとえば<黒>と<白>の違い。
 <黒>はピアノの低い音で、<白>は高い音で喩えたこともあるが。
 それが理解されたか、そもそも妥当なのかもわからない」

・・・不意をつかれました。

詩人ならどうするだろう? コピーライターには何ができるか?