いちど "ヤキメ" をつけると秋だ。 すき通る空気。むかしは夕方に枯葉を集めイモをやいたという。 今ごろ、パリの街では栗をやく匂いがするという。 バケットにマッシュドパンプキンをもりハーフをかけてトースターでやく。 いい匂いです。==卵のコクもやけました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ きょう掲載された「キューピーハーフ」の新聞広告。 このキャッチは、モダニズムの詩のようだ。 「焼く」「匂い」を、「秋」の季節感だと言い切る。 確かに。そうかもしれない。なんて新鮮な季語の発見だろう。 けれど、絶対に「サンマ」は出さない。 思いはパリの街角に飛び、バケットにパンプキンとマヨネーズ。 うーん。やっぱり秋山さんだ。