「富岡製糸場と絹産業遺産群」世界文化遺産登録記念、上毛新聞(6月30日朝刊)表紙ラッピング。
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30段ラッピングのコピー、書き文字での掲載となりました。双六のビジュアルは、司修さんの作。「マユオ」というキャラクターも登場しています。以下のような、コメントも寄せました。
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記念すべき特集号、表紙のコピーを書かせていただき、光栄です。祖母が愛情をこめて「お蚕様」と呼んでいたのを思い出しつつ。一族は渋川市有馬の出です。代々の養蚕家で、本家の伯祖父家はいまもお蚕様を育てています。祖母の伯父であった一倉儀平(1861~1909)は養蚕の技術を改良し地域で教えていたらしく、門人たちによる顕彰碑が残されています。改めて調べてみましたら、その碑文の書は高山社蚕業学校の先生によるものでした。まさか、世界遺産につながるとは。すごいぞ、儀平おじいちゃん!
県民の多くの皆様の家でもご先祖様をたどれば、どこかで養蚕や製糸業とのつながりがあったのではないでしょうか。きっとそれも「世界遺産」とのつながりです。私事の小さな発見ながら、ちょっと勇気をもらいました。明治生まれの祖母は、いつも明るく前向きな群馬の女性でした。この遺産は歴史の誇りのみならず、未来への前向きな勇気となることを信じます。
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