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一倉 宏

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2010/11/29 (月)
冬の夜空に 〜 その1 ボツ原稿から

「星座早見表」というものが好きでした。
いまでは i-Pad の「Star Walk」というアプリが素晴らしい。

明るすぎる東京の夜空にも、この季節ならオリオンがはっきりと
シリウスの輝きも鮮やかです。
冬の夜空は、なんだか、ほっとする。

コピーの「ボツ原稿」のなかから、ひとつ。
履歴によれば、5回書き直したうちの、3稿め。
このタイトルで何とか書きたくて、試行錯誤しました。
書き直しの理由は「難解」ということだった、かな。

  星空のアインシュタイン
  Einstein in starlight

  夜空を見上げても人間の眼で星までの
 距離は測れないから、昔の人々が天空を
 円いドームのようなものに思ったのは無
 理もない。太陽系の兄弟たちを除くとす
 ると、いちばん近い星でも4・2光年だ
 という。太陽からみて、同じ銀河という
 星の街の、まさにお隣さんなのに。
  アインシュタイン博士の言ったとおり
 光の速度を超えることはできないのだか
 ら、その旅は人間にとって大冒険になっ
 てしまうだろう。この星空は、数十年か
 ら数千年、数百万年、そしてそれ以上の
 旅をしてきた光たちの姿だった。
  ピュアモルト山崎はこの地上で十二年
 の旅をする。十二年は短いか。いやいや
 宇宙では一瞬のような、たかだか百年の
 命の人間には、このウイスキーを育てた
 幾星霜が、いとおしく貴重なのだ。



  1. pacificot より:

    晴れた空気がきれいな日の冬の夜空は清々しいですね。
    オリオン座や北極星がはっきりと分かります。
    会社帰りに、公園のグランドで夜空を独り占めするのが
    とてもうれしい季節になりました。

    本日2010年12月2日には、
    NASAが「地球外生命体の発見に関する情報公開」の
    会見を開くとのことです。

    もしかしたら、美しい夜空としての宇宙に、
    また新しい一面が加わる歴史的な日になるのかもしれません。

  2. ichikura より:

    さて発表は
    「地球外生命体・・・の可能性につながる有機化合物の発見」
    でしたね!(笑)

    自宅の自室の狭い空にも、いまはちょうど12時頃に
    オリオン、シリウス、アルデバランが見えます。